原料からすべて自家製

ぜんだ屋では、梅干し作りに使う原料はすべて自家製。色味と香りに優れた2種類の自家製しそを使うなど独自のこだわりで自分たちの梅に付加価値をつける、天然の水を使って減塩。完熟になるまで待って梅を収穫して漬け込んでいるのでまったりとした食感になります。添加物を使っていないのですっきりとした後味も特徴のひとつです。

農薬をひかえ、育てた梅の木

梅の木が正直です。有機物を多く施肥した木と、農薬や化学肥料を多く施肥した木を比較すると大きな違いが出てきます。農薬や化学肥料ばかり施肥したほうは葉っぱが黄色く、木がとても弱々しく見える。それに比べ、有機物を多く使ったほうは、葉っぱが濃い緑で、木が太くしっかりして見える。ぜんだ屋では、製材所から出る木屑を燃やした後の灰と、発酵鶏糞や牛糞堆肥を多く施用しています。これが元気な梅の木を作る秘訣です。

先代から受け継ぐ梅干しづくり

三方五湖に面しているから、春先に強風が吹かず、風で木が折れたり花が落ちたりしないところが果樹栽培に適している気候でした。先代は、山を開拓して梅の苗木を植え、梅を栽培。今、私たちは3haの梅園で800本近い梅の木を育て、祖母の秘伝の味をもとに梅加工品を製造・販売を続けています。